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武富士に2000億円還付で、相続税収初のマイナスに
財務省がこのたび発表した平成23年2月の税収実績によると、相続税に多額の還付金が発生し752億円のマイナス超過となった。
「武富士」元専務への贈与税の追徴課税約2000億円分の還付が影響していると見られる。還付超過は異例のケース。
平成23年2月の相続税収入はマイナス752億円で、前年同月の相続税収入は1128億円。約1900億円の差額となる。
経営破綻した武富士創業者から、贈与された約1300億円の申告漏れを指摘された長男で元専務が、追徴課税処分の取り消しを求めた訴訟の上告審で、「処分は違法」との最高裁判断が今年2月に言い渡されている。