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本人に無断で確定申告/滞納整理に還付金充当か/秋田・旧角館町

 秋田県仙北市税務課が2006年2月に、少なくとも市民4人の05年分の源泉所得税の還付を請求する確定申告書(還付申告書)を本人に知らせずに実相と異なる中味で作成し、同4月に大曲税務署に提出し、国から還付金円(4人合計21万9680円)が支出されたことがわかりました。
 うち3人分10万6840円は、還付金円受取先が空欄になっており、市によって差し押さえられ、税などの滞納分に充当されたと同市はみています。もう1人の11万2840円は本人が知ら無い口座番号で銀行 振り込みされており、どう扱われたかは不明です。
 同市の羽川茂幸総務課長は、「県に投書があり、市は年明けから調査している。税務課職員が作成したのはその通りとみている」と話しています。
 県生活と健康 を守る会連合会の鈴木正和会長が18日、記者会見して明らかにしました。
 市町村合併前の角館町税務課は、企業員の女性(50)とご子息2人(29歳と27歳)の03、04年度分の還付申告書を作成し、還付金円計26万4140円を差し押さえ、滞納税に充当したとみられます。
 女性が個人情報 開示を受けると、大病の実相が無いのに3人とも各30万円くらいの医療費が控除されたり、社保加入なのに国保の保険料 控除がされていました。

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